ポップカルチャーマーケティング

企業が音楽・アニメ・YouTuberなどのコンテンツを活用する #ポップカルチャーマーケティング 。コンテンツのファンの文化・文脈を理解したプロモーションで目的や課題解決を達成することを考えていたりします。

サントリー天然水 GREEN TEA「徒然なるトリビュート」

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サントリーの新商品「サントリー天然水 GREEN TEA」が、発売のタイミングに合わせて、5組のアーティストを起用したキャンペーン「徒然なるトリビュート」を公開しました。

「ありのまま、自分らしく」というブランドメッセージを"徒然草"に重ね合わせ、各アーティストが徒然草の再解釈をテーマにしたオリジナル楽曲をミュージックビデオで公開しています。第一弾は、フジファブリックの「O.N.E」。 

飲み物の原点といえば「水」。日本文化の原点といえば「お茶」。「平成→令和」の時代の変わり目を、原点(ありのまま)を振り返るきっかけとして捉え、「天然水 GREEN TEA」と「 徒然草」をブランドリンクさせています。

ターゲットは、フジファブリック・崎山蒼志・tofubeatsというアーティストラインナップや新聞広告ビジュアルからも30~40代男性と推察。これらのアーティストのクリエイティブを「徒然草の再解釈」というテーマに落とし込むことで"『徒然草』のコンテンツ化"を実現しています。

単にアーティストが商品のオリジナル楽曲をつくるのでは面白くありません。『徒然草』というテーマ設定によって、コラボの文脈を作り、ブランドメッセージを際立たせるコラボレーション設計だなと思いました。

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