ポップカルチャーマーケティング

企業が音楽・アニメ・YouTuberなどのコンテンツを活用する #ポップカルチャーマーケティング 。コンテンツのファンの文化・文脈を理解したプロモーションで目的や課題解決を達成することを考えていたりします。

Indeed×ONE PIECE「麦わらの一味募集」

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IndeedがONE PIECEとコラボした「麦わらの一味 募集」が話題になっています。
TVCMではおなじみのIndeedのジングルに合わせて、斎藤工らが扮する麦わらの一味が登場。泉里香さんのナミの再現度の高さなど、インパクト大のCMとなりました。

ONE PICEの認知と熱量を理解し、ただONE PIECEとコラボするだけではなくTVCM・タレントパワーを使ってマスにリーチする素晴らしいプロモーション設計です。

詳しくは以下の記事を。

さて、記事上ではマスに届けるリーチ設計を中心にしていますが、もう一つ注目したいのはこの施策の目的は「Indeedの求人サイトにアクセスし、使ってもらうこと」であることです。

Indeed上では「麦わらの一味」が実際に求人を出していて、Indeedアカウントがあれば応募することが可能です。

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“Indeedの知名度は広く知れ渡りつつある。でも実際にアクセスしてみた、使ってみた人はどれくらいいるだろう?”という課題意識からなのではないでしょうか。実際に僕もこれが初めてIndeedの募集画面を目にする機会となりました。

 もちろん、求人の内容も作品の世界観や設定がしっかり取り込まれています。おそらくWebコンテンツである号外新聞も伏線になっていて、ファンも納得できるレベルまで企画が練り込まれていることがわかります。

「ONE PIECEと求人サイトなんだから、実際に麦わらの一味募集しちゃおう」と言うと簡単な響きですが、作品の世界観に合わせてここまで企画し、ワクワクさせながらユーザーを目的達成まで導くことを実現した素晴らしい事例です。